ナイショバナシ

なにげなく、さりげなく、ときに猛烈に気になったことについて

生き物の命をいただくこと。

豚肉、牛肉、鶏肉、お魚、を食べるとき、よく考えることがある。

このお肉の主のことを。お魚のことを。。

どんな海を泳いでたんだろう?イケスかしら?

どうして獲られちゃったんだろう?とかいちいち考えてしまう。

 

とくにお肉を食べるときにはいろいろと考えてしまってしんみりしちゃう。

こんなふうに考えるようになったのは『いのちの食べ方』という映画を見てからかもしれない。10年以上も前に映画館で見たその衝撃的なドキュメンタリー。

生きものたちが、食材として加工処理されるまでの、流作業のような工程をたんたんと記録した映画なのだ。

 

たくさん見た映画の中でも心に残ってて、いまでも牛肉など食べるときには、ふとそのときに登場した牛たちの表情などを思い出してしまう。

 

そういえばヒヨコの場面もすごい覚えてるんだけど、その後ヒヨコたちがどうなったのか肝心なところは忘れてしまった。

 

でも、それ以来私は「いただきます」とちゃんと心から理解して『命をいただくんだ、』と思いながら、命に挨拶して食べられるようになったと思う。

お肉とかお魚をなにげなく当たり前のように食べてるひとたちに教えてあげたい。

トサツ現場も見たことがないひとは、(本当に見たことある人は本当に一握りぐらいじゃないかと思うけど)映画とかだけでも見てほしいな。

 

今、食べ物をあたりまえに無駄にしているこのご時世だからこそ、日本でもこういう映画をつくってくれたらいいのにね。

と、思う。